新着情報
ロンドンオリンピックの開幕です
4年に1度のスポーツの大祭典「オリンピック」が開催されています。日本代表選手(男子137名・女子156名)と役員を含めると、総勢約520名がロンドンに集結しています。上村春樹団長いわく「金メダル獲得数で世界第5位を目標としており、そのためには15~18個を獲る必要があります。ポイントは前半の体操・水泳・柔道にかかっています」とのことです。オリンピックという重圧のかかる大舞台、本当に何が起こるのか分かりません。メダルにこだわらずに、いつも通りのプレーをされて悔いのない戦いをすれば結果はついてくると信じて、気負わずに挑戦者の気持ちで力を出し切ってほしいものです。
私が観たすべてのオリンピックで一番の感激シーンは2004年(アテネ)のこのシーンであります。ここまで感動させた美しい演技と「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だ」という心に残るすばらしい名実況を聞くたびに今でも感極まりますね。
293名の代表選手がんばれ~ニッポン (2012年7月)
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訪問診療【その8】
【訪問診療】(その8)
今回は、ケアマネージャーさんにご紹介いただいた85歳の患者さまです。ご高齢で腰椎圧迫骨折などに伴い足腰が弱くなり、継続した歯科外来受診ができないために週1回在宅で診療をおこなっています。上顎前歯部が歯周病に起因し歯の揺れがかなり大きくなっており、何かの弾みで折れて飲み込む危険性がありました。 麻酔の前には高等看護師による血圧測定(写真1)をおこない、その後段階的に抜歯を施しました。粘膜面がきれいに修復されたので口の中の型採りをし、現在上下義歯をお作りしています。また細菌感染で傷んだ歯の治療後、クラウンの装着(写真2の右半分・※現場で慌てて撮ったため不鮮明で申し訳ございませんが、画面の左下奥歯も被せる予定です)をおこなったり、歯周病に罹患している歯の保存療法も同時に施しています(写真3)。 患者さまご自身のみではまだ散策できないため「食事がおいしく摂れるようになりました」という元気なお言葉を少しでも早く拝聴できるよう、総力をあげて診療しています。もうじき義歯が入りますので、がんばってくださいね。 いつも明るくサポートいただける娘さんにも深謝申しあげます。(2012年6月) |
歯周病とメタボとの関係
【歯周病とメタボとの関係】
メタボはこわい生活習慣病ですが、これが歯周病と関連するという興味深い調査結果が先日発表されました。重い歯周病を患う人ほど、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)になる確率の高い事が、滋賀県長浜市民約6000人に対する調査でわかりました。成人の約8割がかかる「口の生活習慣病」といわれる歯周病とメタボとの関係を、一般市民を対象に大規模調査で明らかにしたのは全国で初めてであり、京都大医学研究科の別所和久教授らが実施しました。
2009~10年度、40歳以上の長浜市民6627人(男性2170人、女性4457人)について歯周病の程度を「0~4」の5段階で評価し、腹囲などによるメタボ診断を行った結果、程度が「4」と最も重い歯周病患者でメタボの割合(男性21%、女性6%)は、歯周病でない人や「1~2」の軽い患者の数値(男性16%、女性3%)に比べて高い結果となりました。メタボになるリスクは、「4」の歯周病の男性で1.3倍、女性で1.5倍となり、別所教授は「歯周病になると噛む力が落ち、栄養のバランスが崩れるためであろう」とのことでした。
今回の調査で分かったのは、地元の琵琶湖でとれるコイやフナ、アユやマス等の魚介類、および地元特産の野菜を多く含む伝統的な郷土料理を摂っているときは、健康的な人が多くメタボリックシンドロームは少なかったのではないかと思われます。肉食過多の食生活の変化の影響も考えるべきでしょう。「口の生活習慣病」の重い歯周病が生活習慣病を引き起こす要因になることは確かです。歯肉の弱い人は、初めはやわらかい歯ブラシで力を入れず歯をみがくと歯肉炎や歯周病の予防にもなります。
さて、この歯周病予防には専門家による特別な口腔ケアも必要となりますが、一番の特効は毎日の歯みがき(特に就寝前)でしっかりケアすることが何よりも大切です。
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GW@箱根・大涌谷
【大涌谷に行ってきました】
みなさん、今年のGWはいかがでしたか。本日は、いつものかた~い話は抜きにした遊び心的なブログでお伝えしますね。
連休中は、家族とともに日帰りで箱根までドライブに行ってきました。お昼ごろ出たためか東名自動車道はとても空いていたので、先ず御殿場まで直行し、そして仙石原・桃源台経由で目的地の大涌谷まで一気に行く予定でした。最初の写真のとおり、桃源台付近の上り坂で大渋滞にまきこまれ閉口するしかない状況です。
ゴール地点は、この写真中央やや右側にみえます玉子茶屋であります。前方からUターンしてきた数台の車にヒントを得て、我々も便乗しました。先の車は皆さん分散しましたが、しばらく走ったところに箱根ロープウェイ姥子駅がみえたので駐車し小休憩しました。
姥子駅には偶然旧型のゴンドラが展示されており、私は箱根ロープウェイをみる度、幼少時の45年くらい前父に初めて連れられ乗車した記念に、ワイヤー式・箱型オレンジ色のおもちゃのロープウェイを買っていただいた記憶が今でも鮮明に蘇ります。
姥子からロープウェーに乗り眼下に雄大な自然(動画)が映し出されると、こころが洗われたような気持ちになりました。
大涌谷駅で下車し、約20分歩いてようやく本日のゴール地点(2枚めの写真)に到着。運動不足に起因し心拍数が上がっている自分が情けなく感じた瞬間でもありました。
大涌谷の黒たまご(3枚めと4枚めの写真)、昔から有名ですよね。早速その場でいただきました()。
最後の写真(左に芦ノ湖、右上に富士山)は、下りのロープウェイ車内から撮ったものです。帰りの東名自動車道は大渋滞でしたが、本日は久しぶりにしっかりと英(鋭)気を養えたように思われます。 (2012年5月)
私見ですが、特に訪問診療をさせていただいている患者さまやご家族の話を拝聴するとよく分かりますが、時間に追われた生活が長く繰り返されると何かしら体に歪みがきて予期せぬ大病につながることもあります。
健やかな毎日をおくるためにも、適度なリフレッシュと運動、そして睡眠はしっかりとるように、皆さまがんばりましょう。
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医療連携学術講習会に出席しました
先日日本歯科大学附属病院にて「生涯を通じておいしく食べること」をテーマにした学術講習会に出席し、口腔介護・リハビリテーションセンター長の菊谷武先生(日本歯科大学大学院教授)のお話を拝聴しました。
いつまでも楽しく口から食事を摂れることは、誰もが願うことであります。しかし食べる機能に合わない食事は、窒息や誤嚥性肺炎といった命に関わる状態を招くこともあります。脳血管障害を発症することにより摂食嚥下障害が生じやすく、また負の環境要因として筋力の低下などに伴う「不適切な食環境」に起因し、かみ合わせ支持の喪失等の口内の諸問題・うつなどの心理的状態・独居などの社会的問題・多くの併存疾患などが形成され、その結果低栄養状態にもなりやすく生活機能のバランスが低下します。
日本人の死亡の第5位は不慮の事故であり、不慮の事故のトップは窒息によるものです。咀嚼(そしゃく)機能に合わない食べものによる窒息死は増加していますが、口内のミキサー状態が改善された人の窒息の危険度は、前者と比べ3年間で約25%も減少しているというデータもあります。しっかり食べられることにより体重も増え、生命予後にも関与してきます。
多歯時代といわれるように「8020運動」達成者が現在2割を超えており 、在宅での口腔ケアの重要性が問われる時代でもあります。病院から在宅へ・施設から在宅へ・医療から介護へ移行のさ中であり、当院では今後もみなさまの口の中の健康維持のため、積極的に訪問診療をおこなってまいりますので、よろしくお願いいたします。
(写真の1枚めは今回会場となりました日本歯科大学附属病院です。当日私が在学中種々お世話になりました恩師や運動系クラブの諸先輩先生と久しぶりにお会いでき、とても有意義な時間を過ごせました。深謝申しあげます。2枚めは平成24年10月開院予定であります「口腔リハビリテーション・多摩クリニック」の画像でございます) (2012年5月)
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