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むし歯を削らずに治す診断基準

【むし歯を削らずに治す診断】
 本日はややかたい話となりますが、ご拝読いただければ幸いです。つい先日、むし歯診査における新基準導入のトピックスがありました。むし歯というと削って治すイメージがみなさんありますが、初期のむし歯なら口内環境を整えれば歯の再石灰化が進み、削らずに治すことができます。
  日本の診断基準では、穴が開いたからむし歯とされますが、海外では初期段階のむし歯を診断できる基準「ICDAS」(アイシーダス:International Caries Detection and Assessment System)、直訳すれば「国際的なう蝕(むし歯)探知評価システム」)があり、日本でも導入の動きが広がっています。
  むし歯は、歯に付いた歯垢(プラーク)から酸が出て、歯の表面のエナメル質に含まれるミネラル分が溶け出す脱灰(だっかい)により起きます。通常、脱灰が起きても唾液の成分にはミネラル分が含まれているため再石灰化されますが、糖分の取りすぎなどで脱灰と再石灰化のバランスが崩れむし歯になります。初期のむし歯はこの脱灰が起きている状態であり、歯の成分が溶け出します。その結果、歯肉に沿ってわずかに表面の一部が変色し他の部分よりも不透明で白濁した歯面が目立つことがあります。
 新基準の「ICDAS」、健全な「コード0」から象牙質が見える「コード6」まで、むし歯の進行度を7段階に分けているのが特徴です。 今まで日本で使われてきたむし歯の基準は「C(シー)1」から「C4」までの4段階(※「COは要観察歯」)でしたが、これらに照合させると、C1はコード3、C3がコード6に相当します。エナメル質に変化があるものは「コード1・コード2」となり、新基準ではむし歯です。
  しかし、むし歯の進行を止めて再石灰化させれば「コード0」に戻せる段階のものもあり、「ICDAS」はあくまで「見た目」の診査基準に合わせます。日本では定期的に歯科でみてもらうのではなく、悪くなってから急ぎ受診する。治療した部分がまたむし歯になることもあり、結果として詰め物がとても多くなっています。
 「詰め物のない歯」に向けたむし歯予防法の第一は、食後の歯磨きであり、特に就寝前は必須です。就寝中は事実上唾液が出ないので再石灰化が行われず、むし歯ができやすくなります。歯磨きとともに唾液を出すことはとても効果的であり、食事の時によく噛んだり、また歯の石灰化に有効な牛乳以来のミネラル成分「CPP-ACP」を含むシュガーレスガムを噛むだけで唾液の出が良くなり、むし歯を予防する効果もありますので、みなさんぜひとも試してみてください。(2012年11月)
「ICDAS」によるむし歯の分類
【コード0】健全 【コード1】エナメル質に目で見える初期変化 【コード2】エナメル質の著しく明らかな変化 【コード3】エナメル質の崩壊 【コード4】象牙質への陰影がある 【コード5】歯面の半分以下で象牙質が目で見える 【コード6】歯面の半分以上に象牙質が目で見える

秋の味覚まつり@豪徳寺 

【山下・秋の味覚まつり】
 
本日はブログ形式のものをお伝えさせていただきます。11月11日11時(あっゾロ目ですね~)から、私が生まれ育てられた街、世田谷区豪徳寺にある山下商店街にて「秋の味覚まつり」が開かれました。昨年から催され今年は2回めになるので、スタッフ一同とても張り切っているとのことであります
 最初の写真のパンフレットの通り、今回は昨年以上の数多くの企画が練られました。「味覚まつり」というタイトルのごとく、「トン汁」「やきとり」「赤飯」「生ビール・ワイン」そして流行りの「スィーツ」等など、顔なじみの方々が人通りの中をがんばってサービスに精を出す姿が印象強く、家族とともにアーティストを観覧していた私も「秋の味覚」をしっかりと堪能させていただきました。
 3枚めの写真は、豪徳寺駅前花壇の特設ステージでの地元ミュージシャンによる響宴です。特にアンカーで登場した向井志門氏の「Swingin'DevilsJr.」は、本日総勢20名位のプロ・アマによる演奏であり、国内ではaiko和田アキ子葉加瀬太郎などと競演し、2012年世界最大のジャズ・フェス「モントリオール国際ジャズフェスティバル」にも出演するなど世界的にも活躍されているバンドの傘下(Jr.)なので、私はこのすばらしい音色に鳥肌が立つくらい感激しました。(生で聴ける音楽、最高ですね~)
 この「味覚まつり」来年も継続されるとのことなので、微力ながらも私もサポートさせていただき、地元の街がもっと活性化されればと祈念いたしております(2012年11月12日)

「歯のばんそこう」の話

【歯のばんそこうの話】
   先日、近畿大学の本津茂樹教授と大阪歯科大学の吉川一志准教授により、1本の歯を虫歯から守ったり、より白く見せることができる極薄の膜を共同開発されました。この「歯のばんそうこう」は耐久性に優れ柔軟性に富むシートであり、歯のエナメル質の主成分であるハイドロキシアパタイト(HA)からできています
  本津教授によると曲げられるHAの極薄シートは世界初とのことであり、なんとシートの厚さは0.004ミリメートルこれを歯の表面に貼ることで保護したり、虫歯予防したり、エナメル質修復などが出来るとのことであります。 シートは透明色ですが着色すれば自分の歯の色と同じように見え、審美歯科治療にも応用できます。
 このシート、真空で固形状のHAにレーザー光を照射し粒子を放出させ、塩の上に堆積させた後、塩のみを水で溶かすことにより作られます。シートには微小な穴がたくさんあり、液体や気体を透過させるので歯に装着させる際、気泡などが形成されずに済むとのことです。
 本津教授によれば、露出された象牙質をこの「ばんそこう」で覆うという治療の実用化には5年以上かかる見込みだが、審美歯科ならば3年以内にも実用化できるかもしれないといわれています。
 知覚過敏症の原因でもある象牙質のむき出し部分に直接貼ることができるので、今後いろいろと活用されそうですね。なお極薄シートが固まるまで1日近く時間がかかるそうなので、これらが改善されれば外来や在宅(訪問)での診療におかれても積極的な処置が施せそうで楽しみです。
すでに特許取得にも動いており、今後の歯科診療に期待がかかります(2012年10月)

お手紙、いただきました

【お手紙、いただきました】
先日, 新宿区内にある私立「海○学園」に通う生徒さんから「訪問歯科診療」について問い合わせがあり、当院にて色々お話しさせていただきました。
15項目にわたり細かなところまでしっかりと調べてきており, 熱心さにはとても驚きました。外来診療に合わせ, 毎日訪問診療を行っている我々にとっても有意義な時間を心地よく共有でき, 活力もいただけました。
中学高校のみの一貫教育の男子校であり, 毎年東大合格者も多数輩出している進学校なので, 学業とクラブ活動の両立が大変そうです。健康に留意し頑張ってくださいね。応援しています。 (2012年9月)
 

世田谷区制80周年記念「たまがわ花火大会」 

【花火大会に行ってきました】
  今回はいつもと違って、ソフトタッチのブログです。8月18日診療を急ぎ終らせ、二子玉川で開かれる花火大会に行ってきました。昨年は震災に伴い中止となり、今年は世田谷区制80周年記念と重なり大規模となりました。2年前と違い最寄りの二子玉川駅前から花火会場まで厳しい交通規制が施され、人気アーティストによるコンサートクラスの凄い人垣の中を歩いて約30分,汗だくになりながら現地入りしました。
 定刻通り午後7時打ち上げ開始、随所に「たまや~」の声が聞こえ「80」や「世・田・谷」の文字が描かれ「ザ・夏」を満喫しているその瞬間でもありました。光に照らされ輝くステンドグラスのように、カラフルな夢花火が夜空を埋め尽くしています。
 ポップなキュート型・太陽のスマイル型・日本の伝統美でもある炭火色をした和火・東京オリンピックの招致を願っての五輪型、そしてグランドフィナーレは8号玉(直径・高さともに約280m)100連発(菊・牡丹・万華鏡・柳・千輪・冠(かむろ)など)&空中ナイアガラへと進み無事閉幕、大玉の爆発的なエネルギーも堪能できとても有意義な1時間でした。こんなにもすばらしい花火大会、来年も楽しみにしています。(2012年8月)

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