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湿性花園@箱根 

【湿生花園@箱根】
 今回は、前回とは違ってソフトタッチのブログです。先日の休診時に、初めて「湿生花園」まで行ってきました。自宅から車で、東名高速・御殿場IC経由で約1時間半で現地につきましたいろいろ かわいい おじぎ  。
 テレビなどではよく見ていましたが、隣接する仙石原湿原植生復元区にあり、園内の標準見学時間は約40分で回れるコースが設定されています。ここの湿生花園は、湿原をはじめとして川や湖沼などの水湿地に生育している植物を中心とした植物園であり、低地から高山まで日本各地に点在している湿地帯の植物200種のほか、草原や林、高山植物1,100種が集められており、その他珍しい外国の山草も含め約1,700種の植物が四季折々に花を咲かせています。
 木道できれいに整備されている園内はとても歩きやすく、自然の中を散策しながら季節感を堪能できるすばらしいオープンスペースは、時間に閉口している人たちにとっても癒される瞬間でもあります。
 入園した時間が遅かったので、受付スタッフに教えていただいた近道を通り、この時期の人気スポットを先ず最初に見てから、閉館直前まではその他のエリアをゆっくりと拝見することができました笑顔デコメ絵文字

むし歯を削らずに治す診断基準

【むし歯を削らずに治す診断】
 本日はややかたい話となりますが、ご拝読いただければ幸いです。つい先日、むし歯診査における新基準導入のトピックスがありました。むし歯というと削って治すイメージがみなさんありますが、初期のむし歯なら口内環境を整えれば歯の再石灰化が進み、削らずに治すことができます。
  日本の診断基準では、穴が開いたからむし歯とされますが、海外では初期段階のむし歯を診断できる基準「ICDAS」(アイシーダス:International Caries Detection and Assessment System)、直訳すれば「国際的なう蝕(むし歯)探知評価システム」)があり、日本でも導入の動きが広がっています。
  むし歯は、歯に付いた歯垢(プラーク)から酸が出て、歯の表面のエナメル質に含まれるミネラル分が溶け出す脱灰(だっかい)により起きます。通常、脱灰が起きても唾液の成分にはミネラル分が含まれているため再石灰化されますが、糖分の取りすぎなどで脱灰と再石灰化のバランスが崩れむし歯になります。初期のむし歯はこの脱灰が起きている状態であり、歯の成分が溶け出します。その結果、歯肉に沿ってわずかに表面の一部が変色し他の部分よりも不透明で白濁した歯面が目立つことがあります。
 新基準の「ICDAS」、健全な「コード0」から象牙質が見える「コード6」まで、むし歯の進行度を7段階に分けているのが特徴です。 今まで日本で使われてきたむし歯の基準は「C(シー)1」から「C4」までの4段階(※「COは要観察歯」)でしたが、これらに照合させると、C1はコード3、C3がコード6に相当します。エナメル質に変化があるものは「コード1・コード2」となり、新基準ではむし歯です。
  しかし、むし歯の進行を止めて再石灰化させれば「コード0」に戻せる段階のものもあり、「ICDAS」はあくまで「見た目」の診査基準に合わせます。日本では定期的に歯科でみてもらうのではなく、悪くなってから急ぎ受診する。治療した部分がまたむし歯になることもあり、結果として詰め物がとても多くなっています。
 「詰め物のない歯」に向けたむし歯予防法の第一は、食後の歯磨きであり、特に就寝前は必須です。就寝中は事実上唾液が出ないので再石灰化が行われず、むし歯ができやすくなります。歯磨きとともに唾液を出すことはとても効果的であり、食事の時によく噛んだり、また歯の石灰化に有効な牛乳以来のミネラル成分「CPP-ACP」を含むシュガーレスガムを噛むだけで唾液の出が良くなり、むし歯を予防する効果もありますので、みなさんぜひとも試してみてください。
「ICDAS」によるむし歯の分類
【コード0】健全 【コード1】エナメル質に目で見える初期変化 【コード2】エナメル質の著しく明らかな変化 【コード3】エナメル質の崩壊 【コード4】象牙質への陰影がある 【コード5】歯面の半分以下で象牙質が目で見える 【コード6】歯面の半分以上に象牙質が目で見える

「歯のばんそこう」の話

【歯のばんそこうの話】
   先日、近畿大学の本津茂樹教授と大阪歯科大学の吉川一志准教授により、1本の歯を虫歯から守ったり、より白く見せることができる極薄の膜を共同開発されました。この「歯のばんそうこう」は耐久性に優れ柔軟性に富むシートであり、歯のエナメル質の主成分であるハイドロキシアパタイト(HA)からできています歯デコメ絵文字
  本津教授によると曲げられるHAの極薄シートは世界初とのことであり、なんとシートの厚さは0.004ミリメートルこれを歯の表面に貼ることで保護したり、虫歯予防したり、エナメル質修復などが出来るとのことであります。 シートは透明色ですが着色すれば自分の歯の色と同じように見え、審美歯科治療にも応用できます。
 このシート、真空で固形状のHAにレーザー光を照射し粒子を放出させ、塩の上に堆積させた後、塩のみを水で溶かすことにより作られます。シートには微小な穴がたくさんあり、液体や気体を透過させるので歯に装着させる際、気泡などが形成されずに済むとのことです。
 本津教授によれば、露出された象牙質をこの「ばんそこう」で覆うという治療の実用化には5年以上かかる見込みだが、審美歯科ならば3年以内にも実用化できるかもしれないといわれています拍手デコメ絵文字
 知覚過敏症の原因でもある象牙質のむき出し部分に直接貼ることができるので、今後いろいろと活用されそうですね。なお極薄シートが固まるまで1日近く時間がかかるそうなので、これらが改善されれば外来や在宅(訪問)での診療におかれても積極的な処置が施せそうで楽しみです。
すでに特許取得にも動いており、今後の歯科診療に期待がかかります歯磨きデコメ絵文字

お手紙、いただきました

【お手紙、いただきました】
 先日、新宿区内にある私立「海○学園」に通う生徒さんから「訪問歯科診療」について問い合わせがあり、当院にて色々お話しさせていただきました。
 15項目にわたり細かなところまでしっかりと調べてきており、熱心さにはとても驚きました。外来診療に合わせ、毎日訪問診療を行っている我々にとっても有意義な時間を心地よく共有でき、活力もいただけました。
 中学高校のみの一貫教育の男子校であり、毎年東大合格者も多数輩出している進学校なので、学業とクラブ活動の両立が大変そうです。健康に留意し頑張ってくださいね。応援しています。 (※本ブログのすべての写真は、クリックされますとPopUp(拡大)画像になります)
 

訪問診療【その11】 

【訪問診療】(その11) 
  今回ご紹介させていただく患者さまは、訪問看護師からご依頼いただいた70歳代・要介護度5の女性です。脊髄小脳変性症および認知症等に罹患しており、初診時の口内は強い口臭が伴う歯周病とむし歯が存在し舌の上にも舌苔が付着していました。居宅で約1年7か月診療させていただき、その後施設に移られ現在も受診されています。継続的に処置を受けられ5年めに入りましたが「以前は肺炎を何度もおこし入退院を繰り返したが、口の中を診てもらってからは肺炎がまったくなくなった」というお言葉を患者さまのご主人さまから拝聴し、とても喜ばしい瞬間でもありました笑顔デコメ絵文字。施設内においても先ず高等看護師による血圧測定を行い、口内に堆積している食物残渣や口蓋に付着した汚れなどを取り除きます(写真1と2)歯垢や頑固な歯石等も除去し消毒を施してからベッドサイドに備えられている吸引器で口内全体をきれいにしてから赤く腫れている歯肉病変部に対し抗生物質シール 元気☆デコメ絵文字を塗布します(写真3) 療養生活が長引くとストレスなどで全身の抵抗力が落ちて、むし歯や口内炎、歯周病などが進行する可能性もあります。また口の中の細菌が肺に入ることにより誤嚥性肺炎を引き起こすこともあるので、今後もしっかりと口腔内のケアとキュアを同時進行で施していきたいと思いますおじぎ☆パンダデコメ絵文字

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