新着情報


世田谷ナンバー

【世田谷ナンバー】
本日は, いつもとは違ったブログを書かせていただきます。先日, ある方と異業種交流的な形で情報交換できた中から「世田谷ナンバー」の話がでました。
私が生まれ育てられた街「世田谷区」には, ボロ市で代表される季節のイベントや区民のオアシス的存在でもある等々力渓谷, そして美術館等の文化施設や様々な観光資源がたくさんあり, まちなか観光の推進事業が積極的に取り組まれています。
平成16年には、自動車やバイクのナンバープレートの規制を緩和し, 19地域で富士山ナンバーなどの「ご当地ナンバー」が導入されました。現在, 国土交通省ではアベノミクスに準じて新たな「ご当地ナンバー」を平成26年度中に実施できるよう準備を進める計画があります。
都内には「品川」「練馬」「足立」「多摩」「八王子」のナンバーがあり, 世田谷区内の自動車はすべて品川ナンバーで約20万台登録されています。地域振興や産業活性化等の観点からしても是非「世田谷ナンバー」は誕生してほしいものです。
 
追) ナンバー実現への決起大会が, 3月26日(火)成城ホールにて午後6時半~8時半まで開かれます。【参加無料】また, 世田谷区長松任谷(まつとうや)正隆氏らによる座談会も同時に行われます(2013年3月15日)

バイオフィルムと全身疾患との関係 

【バイオフィルムと全身疾患との関係】
 先日、口の中の細菌関連についてのトピックスがありましたのでお知らせします。
皆さん、バイオフィルムをご存じでしょうか。
口内で複数の細菌の固まりがヌルヌルとした状態となったものであり、むし歯や歯周病だけでなく肺炎などの重い病気になることもあります。実はこのバイオフィルム、身近な存在で分かりやすいものとして、台所やお風呂場の掃除をさぼると出てくるあのヌルっとしたものです。
 30歳以上の約80%以上が罹患して国民病ともいえる歯周病は、全身疾患とも関係するこわい病気であります。この病気の直接の原因は、歯肉の周りに付着するバイオフィルムでもあります。
 口の中には300~700種類の細菌が存在しているといわれており、この細菌叢が糊状のバリアを形成しバイオフィルムとなります。そして、歯の表面や歯周ポケットにこのフィルムが付着することにより毒素をもった老廃物を体内に排出し、さまざまな悪影響を全身に及ぼします。
 歯周病原細菌が関わっている病気で、特に注意したいのが誤嚥(ごえん)性肺炎です。誤嚥性肺炎は、先の細菌叢が唾液とともに肺に流れ込んでおこる疾患で高齢者に多く発症します。
 通常、唾液と一緒に飲み込まれた細菌は胃液によって「殺菌」されます。寝ている時も唾液を飲み込む「嚥下(えんげ)反射」が起こり、細菌の気道への侵入を防ぎます。
 元気な人なら、せきなどによって細菌を排除でき、気道粘膜に生えている細かい繊毛(せんもう)により唾液が肺に流れ込まないようになっていますが、免疫力が低下した高齢者は抗菌作用のある唾液量も少なく嚥下反射が弱いため、呼吸器疾患に陥りやすい傾向があります。
 歯周病は、体調不良などによる免疫機能の低下や、よく噛まない・喫煙・歯を磨かないなど「生活習慣の乱れ」があると進みやすく、またストレスや加齢で進む口内の乾燥はバイオフィルムを増大させるので、ネバネバが生じやすくなります。
 その結果、細菌が歯肉に侵入(感染)し赤く腫れた歯肉内の血管を通じて全身に回る脳血管障害動脈硬化がん発症や糖尿病などに関与するという報告もあります。
 やはり「歯はいのち」、口腔ケアはとても重要ですね。当院では在宅診療にも力を注がせていただいていますのでよく分かりますが、「食べる力は生きる力」でもあります。
 皆さん、がんばりましょう。(2013年3月)
 

さわやかな芸能人です 

【さわやかな芸能人です】
  当院外来には、色々な患者さまがお見えになります。初診時お嬢さんと一緒に来院され、通われている学校が奇遇にも私の母校ということで話が弾みました。
  お父さまであるM氏は「U字工事(2人組)」の芸名で、現在TV業界でも大活躍されている方であります。
  私の子どものクラスメートのお父さまがM氏ともご交流があり、当日診療終了後さらに話が盛り上がったところ「はい、チーズ」のVサインでした。
  ご多忙で疲労が蓄積されているであろう中で、気さくにそしてとてもさわやかに撮影に応じていただけました。大感謝申しあげます。健康に留意し、さらなるご活躍をスタッフ一同祈念しております。 (※ブログ掲載にあたりご本人様からの承諾を得ています) 

訪問診療【その12】 

【訪問診療】(その12)
本日の患者さまは, 在宅診療されている女性の内科医師とMSW(医療ソーシャルワーカー)からご依頼いただいた80歳代前半の女性です。
脊柱管狭窄症や糖尿病および認知症等々で体調をくずされており, 継続的な歯科外来受診ができないためご自宅までお伺いし診療を行っています。
初診時の口内模型は写真2のとおりです。上顎前歯は欠けて噛み切ることができず, 下顎臼歯(奥歯)は歯周病で脱落して噛み砕くことができず, 食生活に困った状態の毎日を過ごされていました。
強い口臭が伴う歯周病の処置を毎回行い, 同時進行で入れ歯の作製とむし歯の治療も施しました。
上下顎ともに初めて入れ歯がセット(装着)されるので, できるだけ口内で違和感が生じにくいであろう入れ歯をお作りしました。
セット後何度か入れ歯調整と着脱(取り扱い方)をご指導させていただき, 急ぎでしたが何とかクリスマスとお正月に間に合わせることができ, ホッとしました。
入れ歯をすでに使われているご主人さまから奥さまへの愛情の込められた激励のお言葉にも, 深謝申しあげます。(2012年12月)

ススキ草原@箱根・仙石原 

【ススキ草原@箱根・仙石原】
 今回のブログは「仙石原・ススキ草原」編です。今まで車で素通りしただけの仙石原草原内に、11月上旬初めて入りました。
 夏から秋にかけて、広く黄金色に輝きだす穂が秋の訪れを伝えてくれる大パノラマでもあるススキ草原は、足柄山の金太郎で有名な金時山の南麓にある標高700m付近に広がる草原地帯です。今でこそ秋の見所として親しまれている一面のススキ草原は、箱根の代表的景観を作っていますが、もともと茅葺き屋根の茅(ススキのことです)を栽培する茅場だったそうです。
 周辺を山で囲まれた仙石原は、約2万年前は芦ノ湖の湖底だったといわれており、3千年前には中央火口丘の神山が大規模な水蒸気爆発を起こし、大量の岩くずが仙石原のカルデラ床に流れ込んでせき止められ誕生し、湿原化したのが仙石原高原です。
 この仙石原、江戸時代初期まで「仙石原村」という地名であり、当時は一面樹木もない広大な原野があり、ここを開墾すれば千石もの穀物が収穫できるであろうということから名づけられたみたいです。
 入り口を通り抜けると、両サイドにはススキの大群(動画)です。写真のとおり、太陽光に反射するススキの穂は銀白色に輝き、いつもの都心の環境とは異なる幻想的なこの光景に遭遇した私は、まさに放心状態になりました。
 登山道は左側に幅60cm位のコンクリートの歩道があり、その横は大小の石が散在していましたので、みなさん転ばないように慎重に歩いていました。20分位でUターン地点に着き小休憩、そして下山時にはススキの中にたくさんある獣道らしきところに入り、カメラでの撮影です。日陰でのススキの穂は黄褐色に輝いているものもありました。
 ススキ高原のど真ん中からみた感想は、本当に「青い空・白い雲・銀白色に光り輝くススキの穂」には感激に浸り、多大なるエネルギーもいただけました。加山雄三氏ではありませんが、大自然の力には改めて「関心・感動・感謝」ですね.  (2012年11月)

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